Webデザインを始めた頃、なかなか上達しなくて悩んだ時期がありました。先輩デザイナーと自分のデザインを比べると、何か野暮ったかったりパッとしなかったりで自信喪失したこともあります。
Webデザインに関わって7年ほど経ちますが、今だにデザインについて悩むことは多いです。それでも、Webデザインを始めた頃よりはマシなデザインが出来るようになったと思います。
まだまだWebデザイン修行中の僕ですが、今までにWebデザインを上達させるためにしたことをご紹介したいと思います。
目次
いいWebデザインを真似して取り入れる
Webデザインを上達させるコツは「いいWebデザインを真似て取り入れる」ことだと思っています。最初は真似でいいと思います。
いいWebデザインを真似ていると、だんだんそのWebデザインが何故いいのかが見えてきます。そのいい部分を自分のWebデザインに取り入れていくことで上達していきます。
また、自分の中にいいデザインがストックされていき、自然といいデザインが思いつくことも増えていきます。今まで真似したデザインが身についた瞬間だと思っています。
では、どのようにWebデザインを真似していたかをご紹介します。
Webデザインギャラリーサイトをチェックする
いいWebデザインを収集しているギャラリーサイトを毎日チェックしていました。例えば以下のようなサイトです。
気に入ったWebサイトを見つけたら、そのWebサイトのスクリーンショットを保存していました。スクリーンショットはページ全体を撮影した方がいいです。スクリーンショットを保存しておけば、デザインする際の参考にしたり、デザインを模写して勉強したり出来ます。
以下の記事でページ全体のスクリーンショットを撮影するオススメの拡張機能を紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。
Webデザイナーにおすすめ!ページ全体のスクリーンショットを撮れる拡張機能3選
Webデザインのギャラリーサイトをチェックすることで、デザインのトレンドも見えてきます。トレンドを追い過ぎる必要はないと思いますが、トレンドを外し過ぎると古臭いデザインと思われる場合もあります。トレンドを把握しつつ、取り入れれる範囲で自分のデザインに反映したらいいと思います。
いいWebデザインを見るだけでも勉強になりますが、やはり見るだけではなかなか上達しません。次は手を動かして身につけていく必要があります。
Webデザインを模写する
いいWebデザインを模写することは上達への近道だと思っています。模写することでレイアウトの基本や、配色、余白の使い方、フォントサイズなど多くのことを学べます。見てるだけでは気づかなかったことも、模写してみる気づくことも多いです。
模写する方法は手描きでもPhotoshopなどのソフトでもいいと思います。個人的にはPhotoshopやIllustratorなどで模写する方が、ソフトの使い方も学べるので一石二鳥な気がします。
また、実寸で模写できるので余白の使い方やフォントサイズなどを把握しやすいです。
PhotoshopやIllustratorで模写する場合は、まずスクリーンショットを開きます。スクリーンショットの不透明度を30%くらいにしておき、スクリーンショットをなぞるようにデザインしていきます。出来れば1ピクセル単位で模写した方がいいです。
Webデザインの模写は結構時間がかかりますが、一度やってみることをおすすめします。きっとデザインに関して多くの発見があるはずです。
先輩デザイナーにWebデザインのコツを聞く
Webデザインの見た目を真似するだけではなく、Webデザインのプロセスも真似していました。先輩デザイナーにどのようにインスピレーションしているのか、どんなことに気を付けてデザインしているのかなどを聞いていました。
先輩デザイナーのデザインプロセスを真似することで、インスピレーションの幅が広がったり、作業が速くなったりしました。身近に先輩デザイナーがいる方は、ぜひデザインプロセスを聞いてみてください。学ぶべきことは多いと思います。
Webデザインを上達させるコツのまとめ
Webデザインを上達させるコツは「いいWebデザインを真似て取り入れる」ことだと思います。また、先輩デザイナーのデザインプロセスを真似ることも効果的です。
Webデザイン初心者の頃、他人のデザインを真似するのが嫌だった時期があります。完全オリジナルなデザインをしたかったんです。ただ完全オリジナルでデザインしたはずなのに、どこかで見たようなWebデザインしか出来ませんでした。
結局は今まで見たことあったサイトを無意識に模倣してデザインしてただけでした。完全オリジナルと思っていても、必ずどこかで模倣しているものです。それならいっそ、いいデザインを模倣して取り入れてしまった方がいいと思います。
Webデザインには正解もないし、ゴールもありません。僕ももっといいWebデザインを真似して取り入れていこうと思います。