Webデザインでよく使われるソフトにAdobeのPhotoshop、Illustrator、XDがあります。
それぞれのソフトに得意分野がありますが、同じ様なことも出来るためどのソフトを使えばいいのか悩むこともあります。
個人的にはPhotoshopが6割、Illustratorが3割、XDが1割といった感じです。
ただし、今後はXDをメインにしていきたいと考えています。
現状のXDでは不都合な点がいくつかあるので、その点が改善されれば本格的にXDに乗り換える予定です。
僕がそれぞれのソフトをどの様に使っているか紹介したいと思います。
ただし、どのソフトを使うかは好みにもよりますので、あくまで一例として捉えてください。
Photoshopをメインで使う理由
僕がPhotoshopを使う割合が一番高い理由は、基本的にPhotoshopだけでWebデザインが出来るからです。
Photoshopだけでページのレイアウト、画像編集、バナーのデザインなどを行えます。
IllustratorやXDでは、画像を加工してデザインする様なバナーの作成は難しいので、Photoshopを併用することになります。
Photoshopであれば、レイアウトから画像編集まで出来るので、他のソフトと行ったり来たりする必要がなく、素早くデザインすることが出来ます。
ただし、複雑なロゴやパーツを作成するときはIllustratorを併用することもあります。
Photoshopでもロゴを作れない訳ではありませんが、ベクター素材作りはIllustratorに軍配がありがります。
パスの変形でpxが小数点になったり、動作が遅い時があったり不満点もあります。
でも全てを卒なくこなせるので、何だかんだPhotoshopを使う頻度が一番高いです。
Illustratorを使う場面
Illustratorは、ロゴなどのベクター素材を作る際に使います。
バナーなどが少ないシンプルなサイトをデザインするときは、Illustratorをメインで使用することもあります。
WebデザインでIllustratorをメインで使っても全く問題ありません。
むしろページのレイアウトなどはPhotoshopよりもやりやすいです。
ただ、画像加工やバナー作成などで、Photoshopを併用する必要性が出てきます。
出来る限り1つのソフトで完結したい僕は、「それなら最初からPhotoshopでデザインしちゃおう」となってしまいます。
あと、Illustratorにリンクした画像やファイルを管理するのが苦手です。
デザインで試行錯誤している最中にあっちこっちから画像をリンクしてしまい、ファイル管理がおろそかになってしまいます。
これは僕の性格がダメなんですけどね。
でも、CCライブラリの登場で以前に比べたら画像やファイルの管理もだいぶ楽になりました。
XDを使う場面
XDってめちゃくちゃいいですよね。
動作は軽いし、リピートグリッドは便利だし、本当はメインで使いたいです。
でも、現状ではほとんど使うことがありません。
XDを使わない理由は、カラープロファイルの設定が出来ないからです。
カラープロファイル設定が出来ないため、PhotoshopやIllustratorとデザインの色味が変わってしまいます。
モニターによって異なると思いますが、僕が使っている5KのiMacではXDの方が彩度が高くなります。
知人のMacBook Proでも同様の現象が発生していました。
また、テキストの編集機能が弱く縦書きやカーニングに対応していません。
バナーやパーツを作り込んでいく場合、PhotoshopやIllustratorが必要になります。
XDはあくまでプロトタイプを作るソフトという位置付けなのかもしれませんが、もしカラープロファイルやテキスト編集が強化されると嬉しいです。
操作感に関しては、PhotoshopやIllustratorよりもXDの方が好きです。
また、アップデートの頻度も高く、機能がどんどん強化されています。
最近はXDのデメリットよりもメリットの方が多い気がしているので、今後はXDを使う頻度が高くなると思います。
まとめ
僕の場合、現状ではPhotoshopを使う割合が一番高いです。
以前は「Webデザイン=Photoshop」という時期があり、Photoshopの操作に一番慣れているということもあります。
また、僕の周りにはPhotoshopを使っている方が多いという理由もあります。
ただ、Illustratorはずいぶん前からWebデザイン向けに強化されていますし、XDという素晴らしいソフトも登場しました。
もちろんPhotoshopも進化しています。
それぞれのソフトの強みを活かし、自分にとって最も効率がいい方法を探っていくことが大切だと思います。
僕も今後はXDをもっと使ってみて、新しい方法を探っていきます。