Webデザインの勉強を初めるにあたり、まずはパソコンを用意しないといけません。
しかし、初心者のうちはどのようなパソコンを使えばいいのか分からないものです。
数年間Webデザインに携わってきた中で、僕個人のパソコンの選び方をご紹介したいと思います。
目次
パソコンを選ぶ際の3つのポイント
まずは結論から述べますと、パソコン選びは以下の3つのポイントを押させておけば大きく間違うことはないと思います。
- CPUがCore i5以上であること
- メモリが16GB以上であること
- ストレージがSSD、もしくはSSDとHDDの組み合わせであること
WebデザインではAdobeのPhotoshopやIllustratorなどのソフトを使用します。
さらにブラウザやエディタを同時に動かしていることがほとんどです。
このような作業環境で快適に作業するために、パソコンにはある程度のスペックが必要となります。
僕が使っているパソコンのスペック
僕がWebデザインで使っているパソコンのスペックは以下の通りです。
機種 | iMac |
モニター | 27インチ Retina 5K |
CPU | Intel Core i5 3.4GHz クアッドコア |
メモリ | 16GB |
ストレージ | Fusion Drive 1TB |
作業中はブラウザ、デザインソフト(Photoshop、Illustrator)、コーディング用のエディタ、ローカルサーバーなどを同時に起動していますが、今のところ不自由していません。
欲を言えばもう少しメモリが多い方がいいかなといった感じです。
個人的には、Webデザインをやるならこれ位のスペックは必要だと思っています。
もちろんこのスペック以下のパソコンでもWebデザインをやることは出来ます。
ただし、ソフトの起動に時間がかかったり、作業中に固まってしまったり快適に作業することが出来ない可能性があります。
以前はもっとスペックの低いパソコンで作業していましたが、デザインソフトやブラウザを立ち上げるだけでも時間が掛かってしまい、かなりストレスを感じながら作業していました。
勉強用と割り切ってスペック低めのパソコンを用意するのもアリかもしれません。
ただし、本格的に作業するようになったらパソコンの買い替えを迫られると思うので、トータル的にコスパが悪いような気がします。
MacとWindowsはどちらがいいのか?
OSについてはMacでもWindowsでも好きな方でいいと思います。
僕はMacを使っていますが、以前はWindowsを使っていました。
僕はiPhoneを使っていて、Apple製品同士の連携が便利なのもあり、今後もMacを使うと思いますが、Windowsだから不便に感じたことはありませんでした。
Windowsはパソコンの選択肢が豊富なので、自分に合ったスペックのパソコンを選択しやすいです。
また、同じようなスペックでもMacより価格が安いケースが多いです。
Apple製品を使っていて、多少コストが掛かってもいいという方はMac。
OSはこだわらないので、コストを抑えたい場合はWindowsといった感じでしょうか。
最終的には自分の好みで決めていいと思います。
デスクトップパソコンとノートパソコンはどちらがいいのか?
デスクトップパソコンとノートパソコンのどちらがいいのかは、どのような作業環境かによります。
社内や自宅で作業することが多い場合はデスクトップパソコンがいいですし、出先で作業することが多い場合はノートパソコンがいいです。
あと、社内や自宅で作業することが多いけど、気分によって作業する場所を変えたい場合はノートパソコンがいいです。
僕はは室内で作業することが多いのでデスクトップパソコンを選びました。
ただ、次は15インチくらいのノートパソコンにしようかと考えています。
理由は気分によって作業場所を変えたいからです。
デザインに煮詰まった時は外で作業することも出来ますしね。
集中してデザインをする際は、外付けの大型モニターにつなげて作業しようと考えています。
ディスプレイサイズはどのくらいがいいのか?
僕は大きいディスプレイで作業するのが好きです。
27インチのディスプレイを使うようになってから、ずいぶんデザインがやりやすくなりました。
21インチのディスプレイを使っていた頃は、頻繁に拡大縮小しつつデザインしていましたが、27インチのディスプレイではほぼ原寸表示したままでデザインしています。
余計な作業が少なくなったのでとても快適です。
もちろん、13インチなど小さいディスプレイでもWebデザインは出来ます。
ただ、やはり大きいモニターの方が快適に作業出来ると思います。
パソコンのCPUはどれがいいのか?
パソコンのCPUはインテルであれば「Core i3」、「Core i5」、「Core i7」から選択するケースが多いです。
僕はCore i5ですが、Webデザインの作業においては不自由を感じたことはありません。
ただし、動画編集などをやる予定であればCore i7にしておいた方が無難です。
Core i3はスペック不足になるのが怖くて選択したことがありません。
僕のお勧めはCore i5です。
予算が潤沢な場合はCore i7にしておけば間違いないと思います。
パソコンのメモリはどれくらい必要か?
パソコンのメモリについては最低でも16GBは欲しいところです。
メモリが8GBでも作業はできますが、「快適に作業」は出来ないかもしれません。
例えば、Photoshopだけしか起動しないのであればメモリ8GBでも大丈夫だと思います。
しかし、デザインソフトを複数起動しながら、ブラウザで複数のタブを開き、コーディングのためにエディタも起動するといった場合は、メモリ不足に陥る可能性があります。
僕の作業環境は後者に近いのですが、常にメモリを12GBから14GBくらい使用しています。
後からメモリを増設できるパソコンであれば、最初はメモリ8GBからスタートするのもありです。
ただし、Macは一部を除いてメモリの増設が出来ないので注意してください。
ストレージはSSDとHDDのどちらがいいのか?容量はどれくらい必要か?
僕はFusion DriveのMacを使っています。
Fusion Driveとは数十GBだけSSDで、残りはHDDといった構成になっています。
よく使うソフトの起動などをSSDで行うため、HDDのみのパソコンよりソフトの起動などが早くなります。
完全なSSDのパソコンよりはソフトの起動などに時間は掛かりますが、もの凄くストレスを感じることはありません。
理想は全てSSDで構成されたパソコンを選んだ方がいいです。
ただし、SSDはコストが掛かってしまうので、予算が厳しい場合はSSDとHDDで構成されたパソコンを選んでもいいと思います。
HDDのみで構成されたパソコンはおすすめしません。
ソフトの起動などに時間が掛かってしまうので、作業中にかなりストレスを感じます。
ストレージの要領は多いに越したことはありませんが、1TBあればひとまず大丈夫ではないでしょうか。(使い方にもよりますが)
ただし、SSDのみで1TBにするとかなりコストが掛かってしまいます。
その場合はSSDの容量を抑えて、外付けHDDの併用を検討してもいいかもしれません。
まとめ
僕がWebデザインをする上でパソコンに求めるスペックをまとめると以下の通りです。
パソコンの種類 | デスクトップでもノートでもOK |
OSの種類 | MacでもWindowsでもOK |
ディスプレイサイズ | 出来る限り大きいサイズの方がいい |
CPU | Core i5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD、もしくはSSDとHDDの組み合わせ |
冒頭でも述べたましたが、押さえるべきポイントは以下の3つです。
- CPUがCore i5以上であること
- メモリが16GB以上であること
- ストレージがSSD、もしくはSSDとHDDの組み合わせであること
このポイントを押さえておけば、OSやディスプレイサイズは好みでいいと思います。
この記事で紹介したパソコンを選ぶ基準は、あくまでWebデザインをする上での話です。
動画編集やアニメーション制作をやりたい場合は、パソコンに求めるスペックが全く異なるのでご注意ください。
パソコンは安い買い物では無いので、どんなパソコンを買えばいいのかとても悩むと思います。
パソコンを選ぶ上でひとつの意見として参考にしてもらえると嬉しいです。