Webデザイナーとはどんな職業?リアルな仕事内容や給料を公開

Webデザイナーとはどんな職業?リアルな仕事内容や給料を公開

2020年4月21日

クリエイティブな仕事を探していると「Webデザイナー」という職業を目にします。
なんとなく「Webサイトをデザインする仕事?」というイメージを持つと思いますが、実際にどんな仕事をするのか詳しくは分からないと思います。

今回はWebデザイナーの仕事内容や給料、就業形態について解説します。

また、Webデザイナーとして働いている僕を例にして、実際のWebデザイナーの仕事内容や給料などを紹介します。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーの主な仕事内容は「Webサイトのデザイン」です。
ただし、仕事内容が「Webサイトのデザイン」だけというWebデザイナーは少ないと思います。
デザインの他に「Webサイトの設計」や「Webサイトのコーディング」も担当することが多いです。

Webサイトの設計

Webサイトのページ構成やページのレイアウトを考える仕事です。
トップページをどんな内容にするのか、どんなページが必要なのか、どれくらいのページが必要なのかなどを考えていきます。

Webサイトの設計はWebディレクターという職業が担当する場合もありますが、少人数の会社やフリーランスの場合は、Webデザイナーが担当することも多いです。

Webサイトのデザイン

Webサイトをデザインする仕事です。
AdobeのPhotoshopやIllustratorなどのソフトを使って、デザインカンプを作っていきます。
デザインカンプとはWebサイトの完成イメージ図です。

デザインカンプを基にクライアントと打ち合わせして、Webサイトのデザインを決定します。

Webサイトのデザイン以外にも、キャンペーンバナーなどをデザインすることもあります。
Webデザイナーの経験が浅い場合は、キャンペーンバナーなどのデザインを任されることが多いです。
スキルアップしていけば、Webサイトのデザインを任せられる様になります。

Webサイトのコーディング

デザインカンプを基にWebサイトを構築していく仕事です。

Webサイトは「HTML」というマークアップ言語と「CSS」というスタイルを指定する言語で作られています。
このHTMLとCSSでWebサイトを構築していく作業を「コーディング」といいます。

コーディング作業はコーダーという職業が担当する場合もありますが、少人数の会社やフリーランスの場合はWebデザイナーが担当することも多いです。

Webデザイナーの就業形態

WebデザイナーにはWeb制作会社の正社員やフリーランスなど、様々な就業形態があります。
その中で3つの主な就業形態を解説します。

Web制作会社で働く

Web制作会社とは、さまざまな企業や個人からWebサイト制作を請け負う会社です。
そのWeb制作会社で正社員やアルバイトとして働きます。

新規のWebサイト制作案件も多く、Webサイト制作に一から参加することが出来ます。
また、さまざまな業種や形態のWebサイトに携わることもできます。

規模が大きいWeb制作会社は分業制になっている場合があり、希望の部署に所属できればデザインだけに専念することが可能です。

少人数のWeb制作会社の場合は、Webサイトの設計からコーディングまで一人で担当することもあります。
その場合は、一つのWebサイトをほぼ一人で制作する経験を積むことが出来ます。

社内Web制作部署で働く

特定の会社のWeb制作部署の正社員やアルバイトとして働くことが出来ます。
インハウスデザイナーや社内Webデザイナーと呼ばれる場合もあります。

その会社が運営するWebサイトやWebサービスなどの管理が主な仕事なるので、一つのサイトをじっくり育てていく面白味があります。
しかし、新規のWebサイト制作に携わる機会は少ないかもしれません。

また、外部のプログラマーと連携してWebサービスを開発や運営する場合もあります

フリーランスとして働く

Web制作会社などに所属せずにフリーランスとして活躍することも出来ます。

Web制作会社勤務を経験してフリーランスとして独立する方もいますし、いきなりフリーランスとして活動する方もいます。

フリーランスには主に2つの就業形態があります。

まずは在宅で仕事をする形態です。

自分で仕事を取ってきて在宅や好きな場所で仕事をします。
フリーランスと言えばこのイメージを持っている方が多いと思います。

所属していたWeb制作会社から仕事をもらったり、クラウドワークスなどから仕事を取ってきたりします。
好きな場所や時間に仕事できる反面、常に自分で仕事を獲得しないといけません。

もう一つは客先に常駐する形態です。

契約した会社に常駐して仕事をするので、Web制作会社の正社員と就業形態はあまり変わらないかもしれません。

常駐先の会社はフリーランスエージェントなどを使って探すことが多いです。

Webデザイナーの給料

Webデザイナーの給料は就業形態やスキルによって変わってきます。
東京か地方かによっても変わってきます。

Web制作会社の正社員であれば年収250万〜500万円くらいが相場です。

フリーランスであれば仕事の取り方次第なので、年収1,000万以上の方もいれば、収入がほとんどない方もいます。

Web制作会社の正社員の場合、まずは年収250万円ほどからスタートして、スキルアップしていくにつれて年収が上がっていきます。

Webデザインのクオリティを上げて看板デザイナーになったり、HTMLやCSSのスキルを習得することが必要です。

また、WordPressというオープンソースのCMSシステムを構築できる様になると年収アップにつながります。

Webデザイナーの勤務時間や休日

勤務時間や休日は会社によって異なりますが、Web制作会社などの正社員として働く場合は、1日8時間勤務で週休2日のような勤務体系が多いです。

ただし、作業の状況次第で残業や休日出勤をする場合もあります。

在宅フリーランスの場合は、自分の裁量で勤務時間や休日を決めることになります。

Webデザイナーのリアルな仕事内容や給料

「Webデザイナーの仕事内容や給料については大体分かったけど、実際のところどうなの?」と気になる方もいると思います。

現在、僕は少人数のWeb制作会社でWebデザイナーとして働いています。

僕の状況を例として、Webデザイナーのリアルな仕事内容や給料などを紹介しようと思います。

Webデザイナーのリアルな仕事内容

僕が担当している作業は以下の通りです。

  • Webサイトの設計
  • Webサイトのデザイン
  • Webサイトのコーディング
  • WebサイトのWordPress構築
  • Webサイトのメンテナンス、更新作業

少人数のWeb制作会社に所属しているので、一人で担当する作業は多めです。

新規Webサイト制作案件の場合は、設計からコーディングまで一人で担当することも多いです。
また、携わる案件の9割はWordPressで作るので、WordPressの構築も担当します。

デザインについては、新規Webサイト制作案件の7割から8割くらいを担当しています。

案件が多い時は、月に4〜5個のWebサイトをデザインすることがあります。
案件が少ない時でも月に2サイトくらいはデザインしています。

Webサイトのトップページだけ僕がデザインして、下層ページのデザインは他のスタッフに回すこともあります。

メンテナンス契約をしているWebサイトの更新作業を行うこともあります。

コンテンツの内容を変更したり、キャンペーンバナーを追加したりします。
また、WordPressのアップデートやバックアップの作業を行います。

Webデザイナーのリアルな給料

Webデザイナーとしての給料は、年収450万円から500万円です。
年収はボーナスの金額によって変動します。

Webデザイナーとしてのキャリアは9年です。
Webデザイナー未経験からスタートしました。

Webデザイナーになりたての頃の年収は覚えていませんが、確か250万円ほどだったと思います。

Webデザイナーのリアルな勤務時間と休日

僕の勤務時間は1日8時間で、休日は土日祝です。

毎日1時間から2時間ほど残業しています。

案件が重なった時期は22時以降も残業する場合もあり、日をまたいで残業したことも数回あります。

休日出勤はしたことありません。

本当に忙しいときは遅くまで残業することはあるものの、基本的には1日9時間くらいの勤務時間です。

知人のWebデザイナーは、毎日終電まで残業している人もいます。
休日出勤もあると言っていました。

勤務時間や休日は会社によってかなり差があるので、Web制作会社に就職する場合は事前に調べておいた方がいいと思います。

Webデザイナーの仕事内容や給料についてのまとめ

WebデザイナーとはWebサイトをデザインする職業です。

デザイン以外にもWebサイトの設計やコーディングを担当する場合もあります。

Web制作会社や社内Webデザイナーとして、正社員やアルバイトとして働くことができます。

スキルがあればフリーランスWebデザイナーとして活躍することも可能です。

Web制作会社の正社員として働く場合、年収は250万円から500万円ほどです。
年収は経験やスキルによって変わります。

フリーランスとして働く場合、年収1,000万円以上稼ぐ方もいます。
しかし全く稼げない方もいるので、スキルや営業能力によって大きく変わります。

Webデザイナーの勤務時間は1日8時間ほどで、週休2日という場合が多いです。
ただし、進行中の案件次第では残業や休日出勤もあります。

以上、Webデザイナーの仕事内容や給料について解説しました。

今回は僕自身を例としてリアルなWebデザイナーの仕事内容や給料もご紹介しました。

これからWebデザイナーを目指そうと思っている方の参考になれば嬉しいです。